こんなお悩みに回答します。
執筆者情報
- 未経験30歳近くでWeb業界に転職経験アリ
- 複数社の業務を通じて、Webマーケ業務に幅広く触れる機会アリ
Webマーケティングの仕事を辞めたくなる理由
日常におけるネットの影響力が日に日に高まる中、業界の将来性や働く上での柔軟性が注目されているのがWeb マーケティングという仕事。
一方で、メリットが多く語られる中、 現場では大変な部分も多く、やめたくなるのも無理ありません。 私が今まで経験した企業も離職率は高かったです。
そこで、具体的にどのような理由でマーケティングの仕事辞めたくなるかについて、現場で感じたことを中心にシェアします。
未成熟な組織に属しているから
Web マーケティングという業界の多くは、ベンチャー企業などの小中規模の組織であることが多いです。
それに伴い、会社ができてまだ間もなかったり、平均年齢が低く、 個々人の裁量は大きかったり、上下関係をあまり気にしない自由な社風という良さがあるものの、 チームのマネジメントが不十分であることもあります。
その結果、Web マーケティング業務自体が好きでも、人間関係で悩みやめてしまう場合も大いに考えられます。
もちろんそういった環境でも柔軟に適応して、スキルを学んでいけば自分なりに成長することは可能ですが、全ての人が対応できるとは言い難い現状です。
特に未経験で異業種から転職してきた人や保守的な組織から来た人にとっては、 カルチャーショックを受ける部分もあるかもしれません。
職種によって向き不向きがあるから
Webマーケティング会社には大きく分けて、 SEO などのコンサルティングを行っている会社と、メディア運営などを行っている事業会社に分けられます。
同じ Web マーケティングを行ってる会社ではあるものの、従業員に求められる資質などは大きく異なるので、自分はどちらに向いているかを冷静に判断する必要があります。
簡単に一言で言うと、 コンサル会社の場合は、専門特化のスペシャリストとして変化に強い人材、事業会社の場合は、マーケティング手法を幅広く把握し、 着実に成果を出せるような人材が求められています。
詳しくは、マーケティングの仕事と年収のリアルという本を読むと、Webマーケティングにおける職種の違いを理解することはできるのでオススメです。
SEO の場合、リスティングと異なり施策と成果の関係がはっきりしない部分も多い
具体的な話として、 SEO をウェブマーケティング手法の中心にしている場合、必ずしも努力と成果が比例しない点も、 大変な部分です。
例えば、 Web メディアの運営をゼロから開始して、 着々と成長させてきたものの
Google のアップデートなどの影響があると、たった数日で、検索順位が大きく変動し、売り上げが立たなくなるような事例も多くあります。
リスティングなどの場合、コストパフォーマンスなどが把握しやすく、 施策を明確に把握出来ますが、 SEOなどの場合、そうはいかないのがこの仕事の難しさです。
売っている商材に関心が持てなくなったから
会社で Webマーケティングをする中で、売る商品が何かということは重要な要素です。
例えば、自分が本当に良いと思った商品や興味のあるジャンルであれば前向きに取り組むことは可能ですが、
商材自体がグレーだったり、 自分の関心から大きく外れたジャンルであればやる気が出ないのも無理はないです。
もちろんマーケティング業務そのものに興味を持てば、どんなジャンルでも知見を活かして事業拡大に貢献することはできるので、自分のスキルを高めるのも解決策にはなります。
Webマーケティングの仕事を辞めたい人がとるべき対処法
Web マーケティングの仕事を辞めたいと考えた人は、具体的に次のキャリアを考えるのが現実的な選択肢です。
Web 業界内でキャリアチェンジする
一番王道なのは、 Web 業界内でキャリアチェンジするという選択肢です。 下記で具体的に見ていきます。
①Web マーケティングの経験が活かせる Web エンジニアになる
特に若い方や、ある程度プログラミングの知識ある人であれば、 Web エンジニアになるのも選択肢になります。
Web マーケティング会社の中でもエンジニアがいる場合があり、具体的にどれぐらいのスキルが求められるか把握しやすいです。
また、Web マーケティングの経験があるエンジニアは相対的に少ないので市場価値の高いエンジニアなることが可能です。
まずは辞める前に無料でプログラミング学習などをしつつ、必要であればエンジニアスクールを検討し自分に適性があるかを冷静に判断するのがおすすめです。
②Web 業界で黙々と作業したい人は Web デザイナーを目指す
Web 業界の中で黙々と成果物を作ることをしたい人は、 Web デザイナーを目指すというのも手段のひとつです。
Web デザイナーは一般的にセンスがあれば、Web エンジニアよりもハードルが低く、柔軟な働き方が可能な仕事のひとつです。
マーケターやコンサルタントのようにクライアントとの折衝がしんどかったりする人にはお勧めの仕事です。
雇用形態をアルバイトや契約社員に変えて、今と同じ業務をハードル低く取り組む
Web マーケティング会社の中には、 派遣社員やアルバイトの人も多く存在します。
Web マーケティング会社の中で正社員経験があれば、それらの業務は比較的簡単に取り組むことができます。
業務量が多くが精神的にしんどいなどの場合は、雇用形態を変えて 一旦負荷を減らすことで、 今後のキャリアについてじっくり考えるのもアリです。
Web マーケターとしてフリーランスに転身する
Web マーケターとしてのスキルが十分だが、今所属する会社に不満がある場合は、フリーランスとして独立するのも選択肢です。
Web マーケティングは実績ありきの世界なので、実績を持ってる人であれば、色んな仕事の案件を受注することは可能です。
まずは現在の会社に業務委託に変更することを打診するのでも良いですし、
副業でもいいのでエージェントに登録した上で本格的に検討することが現状を変えて幸せに働く第一歩です。
Web に疎い事業会社に入って自分の優位性を活かす
Web 業界でなくとも、インターネットからの集客を行いたい会社は今後増えていくので、そうした事業会社に Web 担当として入るのも選択肢のひとつです。
特に自分が興味ある事業をもらっている会社であれば、やりがいを持って Web マーケティング業務を行える可能性もあります。
業界にとらわれず求人を探したりエージェントに相談することも選択肢です。
まとめ
以上ではマーケティングの仕事を辞めたい人が考えるべき選択肢について、具体的な内容を見てきました。
今すぐやめようと考えない人でも、少しずつ将来の選択肢を考えることで、辛さを軽減することはできます。
この記事を参考にして具体的な行動をとっていただけると幸いです。