在宅勤務

【元サボり魔が解説】在宅勤務でサボらず・だらけず充実した働き方を実現するには?

    在宅勤務でサボっている人
在宅勤務でサボっている人
自宅で働けてストレスフリーなのは良いけど、周りの目がないからどうしてもサボったり堕落した生活を送ってしまい、気分が晴れない。気持ちよく過ごせる方法を知りたい!

今回はこんな人のお悩みに答えます。

執筆者情報

  • 学生時代、自宅浪人で人生変えた経験あり
  • 在宅勤務期間2年 (本業・副業)
  • 在宅勤務で堕落→充実して働けた経験が両方アリ

在宅勤務でサボる理由

まず、在宅勤務だとなぜサボってしまうのか、その原因を見ていきます。主に3つあります。

タイムリミット(締切)がないから

会社に出社して働く場合、基本的には、勤務時間が決まっています。

そのため「勤務時間内でいかに効率的にタスクをこなすか」という心理が働く「締め切り効果」により、効率的に仕事をこなすことができます。

在宅勤務の場合でも、勤務時間が決まっていることは多いですが、会社に出社する時と比べて勤務時間を意識しづらいです。

よって、だらだらと非生産的に仕事をこなしてしまい、貴重な自粛期間を無駄に過ごしてしまうことになってしまいます。

周り(同僚・上司)の目がないから

在宅勤務でサボリが発生する2つ目の理由ですが、大きな要因として、周りの目がないことが挙げられます。

会社に出社して働く場合、上司や同僚などの目があるため、物理的にサボることができないです。それが良い意味で仕事に集中できる状態を作っているんですね。

これは、心理学で言う「観客効果」が働いているためです。観客効果は

、他者から見られていることで、やる気や仕事量・質に変化が起こる心理的現象を意味します。

つまり、周りの目を意識しやすい人程、それがよくも悪くも仕事のパフォーマンスに影響しており、在宅で仕事に集中できない原因となっているのです。

逆にフリーランスの人でも、効率的に仕事をこなす人の多くは、観客効果のあるカフェやコワーキングスペースを利用しているのはそのためです。

確かに、人の目がない分、仕事中にいくらスマホをいじっても、休憩を長くとっても何も言われないので、自己管理力や自制心がない人はサボってしまいますね。

家の中に誘惑するものが沢山あるから

3つ目の理由としては、家の中に仕事の集中を妨げる物が沢山あることが挙げられます。

会社では、基本的に仕事に関連する最低限の物しかないので、必然的に仕事に集中できる環境が整っています。

一方、自宅は仕事に最適化された環境ではないので、テレビ、ゲームや本など、仕事を中断して楽しみたくなるものが沢山存在しています。

また、普段仕事中はいじらないスマートフォンも、周りの目がないので、うっかりSNSに夢中になってしまったりする可能性が高いです。

在宅勤務のサボりを解決する方法

以上では、在宅勤務でなぜさぼってしまうのか、その理由についてシェアしました。

それを踏まえて、在宅勤務でありながらサボってしまう要因を潰し、集中して仕事に取り掛かれるようになる方法について解説します。

生活リズムを一定にするためにグーグルカレンダーを徹底活用する

生活リズムを作り、一日の過ごし方をルーチン化することで、家で仕事をする自分を当たり前化することが出来ます。

また、会社に行くときでも、

  1. 朝決まった時間に起きて、
  2. 決まった時間の電車に乗り
  3. 会社で一定時間働く

といったように、一日の大まかな流れが決まっているかと思います。

これを自分で作り、なるべくその通りに過ごすように意識することで、実現可能です。

さらに、スケジュールを立てることで、それぞれのやることに時間制限が生まれるので、自宅にいながら締め切り効果を活用出来ます。

定番の解決方法ですが、自ら時間制限を作り、かつ誘惑される事を減らすには、今の所グーグルカレンダーによる自己管理が一番効果的かと思います。(メンタリストのダイゴさんも活用しているそうです)

ポイントとしては、いきなり完璧なスケジュールをこなそうと思わないことです。

現状よりもましになるくらいの計画を立てるくらいからスタートし、日々一日計画を立てて、実際にどう過ごしたかを振り返り、改善を繰り返すことで、少しずつ生産性の高い過ごし方が血肉化されていきます。

周りの目を意図的に作る

続いては、自宅にいながら周りの目を作る方法をご紹介します。周りの目による集中効果が高い人から低い人もいると思うので、あなたの程度に合わせて活用してみてください。

カーテンを開ける

一番ハードルが低く、誰にでもおすすめできるのがカーテンを開けて、窓際で作業することです。

日の光が仕事の生産性に良い影響を与える科学的な研究結果があるのに加え、観客効果を実感することが出来ます。

ベランダで作業する

まずおすすめしたいのが、ベランダで作業することです。ベランダで作業しても周りの目はないですが、室外なので自室で作業する時よりも周りの目を意識して仕事に集中することが出来ます。

また、ベランダに仕事以外の物を持ち込まないことで、他の誘惑物に惑わされず、仕事にフォーカスすることができます。単純に気分転換にもなるので個人的に重宝する方法です。

どうしても自己管理が難しい人は、オンライン自習室を利用しよう

最後に、一番強力な方法として、オンライン自習室を利用することが挙げられます。

オンライン自習室は、Zoomを使って、利用者の手元を写し、それを管理人が監視するサービスです。

文章で説明すると「そんなんで仕事に集中できるのか」と懐疑的に思う人もいるかも知れませんが、私の中では画期的なサービスだと思っています。

周りの目で働くマインドから、成果を重視する考え方にシフトする

続いては、考え方を変えることで、在宅で集中できる自分を作っていくという方法です。

周りの目があるからという理由で集中できるのは、人の自然な心理なのでしょうがない部分もあります。

しかし、それが強すぎる場合、人の目がないと働くことが出来なくなくなってしまいます。

よって、働くことの意味を、「出社して仕事」する形式的な意味でなく、「価値を提供する」という風にシフトしていくことが大切です。

それは、在宅でできる成果主義の副業をしてみたり、成果主義で働く人の思考を学ぶことで、少しずつ自分にインストールすることができます。

誘惑される物を徹底的に排除する (ミニマリスト化)

集中がさえぎられるものに溢れている場合、それらを仕事部屋に持ち込まないようにしたり、PCで仕事をする場合は、情報の断捨離をしましょう。

私の場合、

  • スマホはコンテナに入れて、作業中は見ないようにする
  • 私用のPCで作業する場合、仕事専用のアカウントを作り、SNSなどネットサーフィンを未然に防ぐ
  • 仕事部屋の本を寝室に移動

などを実行することで、仕事中は仕事に集中できる環境を構築することが出来ました。

個人的には、副業のWEBライティングなどでリサーチしている間にネットサーフィンが始まることが多かったのが悩みでした。

そのため、部屋の環境より、PC内の環境を整えて、作業の脱線を防いだのが大きかったです。

短時間で業務を終わらせて、充実した時間を過ごすことを目指す

最後に、スケジュールの組み方ですが、一日のなるべく早い段階で集中力のいるメイン業務を終わらせて、一日の後半にご褒美的な過ごし方を計画することがおすすめです。

よく言われていることですが、午前中などは一日のエネルギーが温存されている状態なので、負荷のかかる仕事でもサクサクと効率的にこなすことが可能です。

それを早めに終わらせることで、早い段階で「やり切った感」を味わうことが出来、その後に自分の趣味を計画することで、達成感&ご褒美で仕事こなす=快という感情が結びつきやすいです。

まとめ

以上で見てきたように、在宅勤務は働き方として難易度が高く、自己管理ができなかったり、環境が悪いと、自由でストレスフリーで働けるとしても、集中出来ずにサボったりだらけてしまうことが多いです。

私自身、自己管理がままならない時は、自由に働ける在宅勤務にあこがれていたけど、在宅勤務が向いていないんじゃないかと悲観的になっていた時がありました。

そんな私でも、以上で述べた解決策をコツコツ実行していくことで、家で集中して仕事をして、有意義に過ごすことができるようになりました。

同じようなことで悩んでいる人は少しでも試してもらえると嬉しいです。良い在宅勤務生活が送れるといいですね。